小田原の漁業
小田原では、定置網、刺し網漁業などが行われています。
小田原から真鶴半島にかけて定置網がたくさん設置されています。これは、定置網は、岸近くの急に深くなる場所に設置されるものであり、小田原あたりの海底地形が定置網に適しているためです。
小田原から真鶴半島にかけて定置網がたくさん設置されています。これは、定置網は、岸近くの急に深くなる場所に設置されるものであり、小田原あたりの海底地形が定置網に適しているためです。
資料:海上保安庁横須賀海上保安部(HP)
(資料:神奈川県水産技術センター相模湾試験場HP)
魚が泳ぎまわるうちに、定置網の奥まで入り込みます。定置網は、小田原港から近い場所に仕掛けられています。また、魚が入るのを待つ漁業です。燃料をあまり使わない、エコな漁業です。
(資料:神奈川県水産技術センター相模湾試験場HP)
定置網の操業は、午前2時頃から明け方近くまで。
朝獲れの漁獲物は、早朝のセリにかけられ、当日のうちに、鮮魚店や飲食店で提供されます。小田原の地魚の新鮮さをぜひ味わってください。
小田原では、刺し網漁業も行われています。
カーテン状の網の目に魚が刺さり、からめ獲る漁法です。ほとんどが活魚で出荷されます。
(ヒラメ、イセエビ、アンコウなど)
出典:江戸釣術秘傅 小田淳著(叢文社)
小田原は古くから漁村でした。カツオは鎌倉時代から獲られていました。
(図は、江戸時代の小田原浜辺のワカナゴ(ブリの子)釣り、沖の船釣りの光景。)
資料:江戸釣術秘傅(小田淳著(叢文社))